弱冠25歳の頃から女王としてイギリス政治に関わり、2022年9月8日に息を引き取るまで71年もの間、現役で働き続けた女王・エリザベス二世。その功績から、イギリスのみならず世界全土から親しまれていました。そこで今回は、そんなエリザベス二世女王について深掘りしていきたいと思います。
エリザベス2世女王の身長・年齢などプロフィール
エリザベス二世女王は2022年9月8日時点で96歳。身長はイギリス人女性の平均とほぼ同じ163㎝でした。1926年(昭和元年)4月21日に前イギリス国王の次男である王子アルバートと、その妃のエリザベスの間に長女として誕生したエリザベス二世女王。本名はエリザベス・アレクサンドラ・メアリーで、幼い頃は、家族から『リリベット』の愛称で親しまれていたようです。
21歳の頃に一目惚れしたフィリップ王子と結婚。間も無く、長男チャールズ王子と長女のアン王女、更に次男アンドルー王子、三男エドワード王子と4人の子供を授かりました。
エリザベス二世女王が公務に携わる際に身に纏ったカラフルなスーツは、好きな色だと明言しているブルーを始めとして、グリーン、ピンク、パープル、イエローと多岐に渡り、アクセサリーや小物のセンスから、王室一のファッショニスタとしても注目されていました。
エリザベス2世女王の家系図
エリザベス女王崩御で、チャールズ皇太子が国王「チャールズ3世」になりました。
— GG-W-113🌈🇺🇦 Perfume9.24福岡参戦 (@yomogi3go) September 9, 2022
これがイギリスの代々の国王系図。11世紀、ノルマン朝から始まっています。日本と違うのは、王朝がめまぐるしく変わっていること。日本は2600年続く「神武朝」と言えると思います。中身はかなり強引ですが・・・。 pic.twitter.com/lTRBy1xOEi
イギリス王室の家系は11世紀頃、日本でいうならば平安中期の頃から続いています。その複雑に絡み合った人間関係と功績から、かの有名な劇作家であるシェイクスピアによって、芝居のモデルにされたこともあるほどです。
家系図を見ると、エリザベス二世女王は、2022年現時点で最新のウィンザー王朝時代の女王であり、遡ると、ドイツやデンマークといったイギリス以外の血も混ざっていることが分かります。
自国に拘らないことで、イギリス王室としての血筋を脈々と残しているようです。
エリザベス2世女王の母親
エリザベス女王は母君と常に親密、双子のような似たもの親子だった。最高の王妃と謳われたクイーンマザーは若くしてとてつもない責務を負った娘を常にサポートし続けた。20年前に103歳で亡くなったマザー、その長寿も受け継ぎ長い旅を全うした愛する娘を、よく頑張ったわねと抱きしめていることだろう pic.twitter.com/0Okh3ucK13
— Emmie Bead (@emmie_bead) September 9, 2022
エリザベス二世女王の母親は、『微笑みの公爵夫人』とも言われた、エリザベス・アンジェラ・マーガレット・ボーズ=ライアン妃です。エリザベス二世が女王として即位されてからは、同名からの混乱を避けるために、エリザベス王太后と称され、『クイーン・マザー』と呼ばれました。
王太后になってからも、娘のエリザベスに女王としての立ち居振舞いを助言し、公務に携わり、孫である王子や王女に教育を施すという大変アクティブな女性だったようです。そんな母をエリザベス二世女王は手本にして、イギリス政治を治めてきたのでしょう。
エリザベス2世女王の兄弟
エリザベス女王の妹にして、王室一のおてんば。波乱万丈のプリンセス、マーガレット王女の麗しきヒストリーhttps://t.co/hLT8Oms5JV pic.twitter.com/OxK3et21NP
— ELLE Japan (@ellejapan) September 10, 2022
エリザベス二世女王には4歳年下の妹がいました。名前はマーガレット。映画『ローマの休日』のモデルとされており、その美しさと愛らしさから多くの男性と浮き名を流した、恋多き女性でした。身分違いの初恋相手との破局をきっかけにマーガレットは荒れてゆき、王室を『金の鳥籠』と称して、恋に翻弄され続け、71年の生涯を閉じています。
エリザベス2世女王の若い頃がかわいい
晩年にはその優しく上品な微笑みで、イギリス国民から親しまれていたエリザベス二世女王ですが、若い頃も可愛い女性でした。愛らしさだけでなく、聡明さと気品を兼ね備えたその姿は、モノクロの写真でも感じ取れますよね。
実は曾孫であるシャーロット王女が、エリザベス二世女王にそっくりだと、話題になったことがあります。女性が多いイギリス王室。シャーロット王女もエリザベス二世女王のような素晴らしい女王になるのかもしれません。
エリザベス2世女王はなぜ2世?
どうやらイギリスでは、戴冠する際に自分の名前の一部を取って王としての名前を称するようです。エリザベス二世女王は長い本名の中で、エリザベスの名前を取りました。もともとチューダー王朝最後の王として、エリザベス一世が女王になっています。
その後も王室にはエリザベスという名前の女性が多く現れましたが、国王として公務に携わったのはエリザベス二世女王だけです。つまりエリザベス二世女王は、二世と名を付けることで、自分が2人目のエリザベス女王であることを称したのです。
まとめ
英国史上最長の在位70年という長期間、国王としての責任を果たし、国民に尽くし続け、ファッションリーダーとしてイギリス文化に華を添え、良き妻であり、母であり、祖母だったエリザベス二世女王。エリザベス二世女王の名前は、これからもずっと語り継がれていくことでしょう。
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